カワラケツメイと、"北前船"

「ケツメイシ」 と云う、 ボーカルグループがありますが、
グループ名は、薬草の、"決明子" からとった由。

メンバーの、2人が、薬科大学の出身で、
たまたま、薬学の事典を開いて居て、この 「ケツメイシ」が出て来た
ので、グループ名を「ケツメイシ」 にする事を思いついたらしい‥‥

だから、特に、深い謂われはないようです。

ところで、この "決明子" の薬効に似ていて、
川原に生える事が多いので、カワラケツメイ と名付けられた、
山野草があります。

以前、この カワラケツメイ でつくった茶飯を
食べた事があるのですが、美味しい茶飯だったのを
思い出し、カワラケツメイ を採りに行きたくなったのですけれど、

昔と異なり、
今では、どの川も、護岸工事などの為、
川原がコンクリートになってしまい、
カワラケツメイ も、ダンダン、昔のようには見付ける事が
出来なくなって来たようです。
 
それで、結局、現在、自宅の畑で
少し、育てている、津軽西海岸；深浦町に御住まいの方から、
去年、採ったのを乾燥した物を、少しだけ頂いて来ました。

（カワラケツメイの茶粥、茶飯）
 江戸時代、蝦夷地と、京都、大阪の上方を結ぶ "北前船" (キタマエセン) によって、
こちらに、齎されたもののようです。

今でも、その、航路に当たる、こちらの、深浦町や、野辺地町などの港町には、
この、カワラケツメイの お茶や、茶飯の風習が残っています。

http://20061224.web.fc2.com/2/k/ka_ketumei.html